RITS技術交流会は、リコーITソリューションズ株式会社がリコーグループ向けに毎月1回、講演会などを開催しているイベントです。今回はリコーグループ外の方にも参加していただけますので、定員30名で参加募集いたします。

『今のままで良いのか？日本のICTプロジェクトマネジメント』

日本のSIer主導のICTプロジェクトマネジメントのアプローチは世界の動向から大きくかけ離れています。

世界は今、プロジェクトを、企業のビジネス戦略を実現する手段として捉え、企業の存続をかけてプロジェクトを成功に導く様々な仕組み作りを構築・実践しています。翻って、日本では、ベンダーとユーザーとの間で、プロジェクトの価値創造の協業体制を築けないプロジェクトが横行しています。 また、プロジェクトマネジメントのガバナンス体制や、プロセスの欠如から生じるプロジェクトの失敗例も多々あります。今のままでは、日本のICT開発プロジェクトのありかたは、ますますガラパゴス化していきます。

本講演では、日本と欧米のプロジェクトマネジメントのアプローチの違いの具体例をあげ、実際の失敗プロジェクトを最新のプロジェクトマネジメントの動向の観点から、その要因と対策を紐解いていきます。

講演者紹介

永谷 裕子 氏 株式会社ASKA Planning 取締役社長

オハイオ州立大学 MBA、北海道大学情報科学 博士、PMP,　JUAS公認システムコンサルタント、産業カウンセラー
北海道大学大学院非常勤講師、慶応義塾大学大学院非常勤講師
東京地方裁判所　IT調停・専門委員

さまざまな業種（金融、製造、小売、卸し、石油）の多国籍企業で30年以上、ITプロジェクト・マネジャーとして、主にグローバルITプロジェク トに従事PMI日本支部の事務局長を経て、現在は（株）アスカプランニング代表取締役 プロジェクトマネジメントのコンサルティングや研修活動を行う

懇親会：

技術交流会終了後、会場の一角で懇親会を開催します。会費は1,000円です。
軽食を交えながら、出展者・参加者と情報交換ができるかと思います。
時間の許す方は是非ご参加ください。